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ちょっと前の2月20日。
飯野賢治氏が急逝したとの報が、ゲーム業界に突如として流れました。
享年42歳。早すぎる死でした。
1994年。時代は、SFCから大容量ディスクメディア次世代機にゲーム業界がシフトし始めた頃。
飯野賢治は、ワープという会社を自ら立ち上げ、ワープのゲームクリエイターとしてゲームを開始してから
2時間でエンディングを迎えなければならないDの食卓というアドベンチャーゲームを1995年に3DOリアルで発売します。
その特異なゲームシステムに、各メディアが挙ってこの作品と飯野賢治の名前を取り上げ
飯野賢治は、一躍時の人となります。
その後も、敵が全く見えない索敵型3Dダンジョンアドベンチャー、エネミーゼロや
画面は全く表示されず、音声と音楽だけで物語が進んでいく
リアルサウンド風のリグレットと言った、斬新なゲームをセガサターンで発表していきます。
しかし、やはりお世辞にも万人には受け入れがたい作品群だったということもあって
当初は鳴り物入りで売れた作品も徐々に売上を落としていき、徐々に飯野賢治の名前は
ゲームファンからも薄れていくものとなりました。
その後は細々とゲーム開発を続けながらも、ゲーム開発者と言うよりは
識者やトークをメインにネットメディアで露出を続け、ファンの間では健在ぶりをアピールしていたのですが
ここに来て突然の訃報が届いてしまいました。
あまりにも早すぎる死…。ご冥福をお祈り致します。
飯野氏の逝去に伴い、前述の
風のリグレットのシナリオを脚本家である坂元裕二氏が本日、完全公開したようです。
当時作品をプレイした方は、見に行ってみるといいかもしれません。
飯野賢治作品関連のサウンドCDなどはあまり記憶が無かったのですが
記憶を掘り起こしてみたところ、やはり風のリグレットはサントラが出ておりました。
作曲者は、あの鈴木慶一となっており元々音楽をメインに据えている作品とだけあって
非常にクオリティの高い作品と仕上がっているようです。(私も聴いたことがない)
元々高騰していたのか、亡くなった事により高騰しているのか分かりませんが
微プレミア価格がついておりますので、入手するなら値段が上がる前に入手しておくほうが良いかもしれません。
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2013-02-23 22:45
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