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今回取り上げる作曲家は、全盛期のスクウェアJRPGに於いて
人気タイトルの一つであった、聖剣伝説2・3が代表作で知られる
菊田裕樹(きくたひろき。ちなみに、本名は同じ漢字でゆうきと読むそうです)を取り上げます。
冒頭の動画は、ゲーム作曲家・菊田裕樹の存在感を決定づけた
SFCの聖剣伝説2・OPテーマである「天使の怖れ」
聖剣伝説2は、曲タイトルが小説や漫画のタイトルから元ネタを引っ張ってきていることでも一部で有名で
天使の怖れも、海外の小説の邦題をつけていると言われています。
また、この曲は菊田裕樹にとっても特別なのか、自身の公式サイトのタイトルが「
Angel's Fear」というのも、興味深いところです。
元々は、結城二十六という名前で漫画家デビューをしていたという過去がある菊田裕樹ですが
漫画家デビューの後すぐに音楽業界へと華麗に転身し
ゲームの仕事の前には、アニメの音響現場に携わっていた過去も有るということで実にマルチな才能を持つ方です。
聖剣伝説2で鮮烈なゲーム作曲家としてデビューを果たした後は、続編の3、そしてPSで双界儀と言った
スクウェア作品の作曲に携わりますが、1997年にスクウェアを退社。
その後、自身が中心となってサクノスというゲーム制作会社を興します。
会社設立のために、出資をしてくれたSNKより1999年に自身が音楽だけでなく、メインプロデュースをした4枚組のアドベンチャー・クーデルカを発売しますが、商業的に失敗してしまい、菊田裕樹は暫くゲーム音楽界での表立った活動が無くなってしまいます。
その後、成人向けのマイナータイトルでひっそりとゲーム音楽の世界に舞い戻り
2006年に、オリジナルアルバムをリリースすると、ゲームや同人活動などでまた菊田裕樹の名前を目にする機会が増えてきています。
最近では、セガのSRPGであるシャイニングシリーズに楽曲を提供しており、その音楽はかつての聖剣伝説の頃の菊田節を垣間見ることが出来ます。
現在は、同人活動もはじめ、様々な方面で菊田裕樹の活躍を見ることが出来ます。
これからまた、かつての菊田節が様々なゲームで聴けることを期待したいですね。
余談ですが、天使の怖れの最初の獣の唸り声のような音は、クジラの声なのだとか。
詳細は、
下村陽子との対談形式インタビューに記載があります。
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2013-04-11 22:38
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