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今日の一枚は、セガサターンで1998年に発売された
サウンドノベルゲームシリーズの最高峰とも言われる、街のオリジナル・サウンドトラックです。
チュンソフトは、サウンドノベルと言うジャンルを弟切草で、SFCの時に創り、その後かまいたちの夜を経て
チュンソフト謹製第3弾となるサウンドノベルがこの街になります。
前2作のサウンドノベルとは違い、ゲームを完全実写、キャラも本物の役者(一部有名になる前の人も出ています。北陽の伊藤さおりや、窪塚洋介など)を使った拘りのサウンドノベルで
ゲームをプレイした人の間で、瞬く間に口コミで評判となり、その高いゲーム性も相俟って非常に高評価を得ました。
ただ、セガサターンというマイナーハード(この頃はFF7がPSに既に発売済みで、セガサターンは下火だった)で出たこと、実写であることに拒否反応を起こし食わず嫌いを起こしたユーザーも結構居たようで
その完成度の高さ、評判の高さの割には、売上は若干寂しいものとなった不遇の作品です。
もっとも、その後評判の高さからPSに追加要素を収録したVer、そのPS版からさらに
追加要素を加えている、PSP版が発売されており、知名度はかなり高いです。
1998年の当時の時勢を表していることもあり、ネットではなく公衆電話でパソコン通信での会話など
今見ると、時代遅れの要素もありますが、ゲームの面白さには関係ありません。
私は、ゲームは全てのVerを持っていますw
当ブログの本題としては、まずこのゲームの音楽を作っているのは6人も居るということ。
チュンソフトに在籍していた、三俣千代子、加藤恒太(現たくまる)の二人と
ゲーム音楽だけではなく、一般的なテレビドラマなどでも音楽を作っている作曲家であった
難波弘之とその3人のスタッフ、林秀幸、森藤晶司、板倉真一です(ブックレットの難波弘之コメントより)
曲数も8人の主人公と、その場面に合わせたそれぞれのテーマがあり膨大な数となっており
その総曲数は、170曲弱あったとのこと(三俣千代子コメント)
サントラに入っているのは、その中から厳選された計58曲とのことで
全体の、30%ほどにしか過ぎないとのこと。
しかし、それだけに収録されている曲は、各キャラのテーマ曲など
ゲーム中で印象的に使われている曲ばかりで、捨て曲が殆ど無いと言う印象。
特に、加藤恒太作曲で、8人の主人公の中で真の主人公と言っても過言ではない
高峰隆士シナリオで流れるメインの2曲と、ラストの花火シナリオで流れる
遠く、儚く、愛しいものは、何度聴いても飽きない素晴らしい楽曲だと個人的に思います。
ゲームをやって、街に思い入れがある人なら、この曲で泣けない人は居ないでしょうね。
後は、鈴木結女によるテーマ曲、One and Onlyも素晴らしい曲ですね。
ゲームのエンディングで、メイキング映像と共に流れる演出が粋で、このスタッフロールを覚えておられる方は多いのではないでしょうか。
なお、サウンドトラックと同じく鈴木結女が歌うOPである夜明けのうたのシングルは、今ではプレミア扱いで手に入れにくいものになっています。
鈴木結女の歌については、セガサターンの歌モノベストアルバムにも収録はありますが…。
それにしても、今見てもやっぱり良いゲームですね。
PSP版でまたやり直そうかな…。
街 運命の交差点
- 出版社/メーカー: チュンソフト
- メディア: Video Game
夜明けのうた
- アーティスト: 鈴木結女,難波弘之,カラオケ
- 出版社/メーカー: ワンダーエンターテイメント
- 発売日: 1998/02/10
- メディア: CD
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2013-04-28 05:02
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