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昨日書いたFC音源ですが、PSG音源と呼ばれるその音源は
もちろん、少しでも知識のある人間であれば、その波形(主に矩形波、三角波というものです)を
いじることによって、他には無い音を作り出すことが出来ました。
ファミコン時代のゲーム音楽は、それぞれのメーカーによって特色があり
ファミコンのゲームをやり込んでいると、音楽を聴いただけで
どこのメーカーの作品か、分かるようになって来ます。
これは冗談でも無く、メーカーごとにその音の特色があったという訳ですね。
特に分かりやすいのは、低音部が独特なコナミ、故・テクノスジャパン、任天堂初期やサンソフトなど。
そして、ファミコン中期~後期には、独自の拡張音源を積んだ作品が幾つか登場し
カセットもビッグサイズになって、ファミコンとは思えない音を鳴らす作品も登場して来ました。
以下に、拡張音源が威力を発揮している2作品の音楽を紹介してみます。
女神転生Ⅱ Megami Tensei2 2/2
【FC BGM】魍魎戦記マダラ 戦闘曲
それぞれの音源は、MADARAがVRC6、女神転生2がNamco 106という音源を使用しています。
いずれのソフトも、通常のファミコンカセットより大きいサイズのソフトで、子供の頃は、なぜこんな馬鹿でかいソフトなんだろうと疑問に思ったものですが、そういうカラクリがあったわけです。
音作りができるハードというのは、SFCも同様で、サウンドプログラマーの腕によって
音楽のクオリティが変わってくるというハードでした。
音源を作る段階で、試行錯誤をしていたような作品も、RPG作品を筆頭に多く見られ
当時のゲームサントラでは、その音作りの環境に色々と言及しているブックレットインタビューなども見受けられます。
ゲーム音楽といっても、ピン切りだと思いますが
他の通常の音楽に比べると、色々制約があった分、創意工夫をこらした面白い音楽が沢山生まれました。
昔のゲームの音楽でも、それなりに味があって今でも視聴に耐えうるのは、こういった環境事情があったからなのだと個人的に思っています。
女神転生I・II 召喚盤・合体盤
- アーティスト: Project SATAN,増子 司,米光 亮
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1991/12/16
- メディア: CD
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2013-01-15 22:43
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