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1990年 全タイトル数157
1900年代最後の10年の始まりの年は、最もファミコンソフト(ディスク除く)タイトルが多く出た年になっており
その総数は157本。もはや、ファミコンは国民的人気ゲーム機としての地位を不動のものとします。
そして、1990年は11月21日に、任天堂も高性能次世代機スーパーファミコンをリリースします。
余談ですが、スーパーファミリーコンピューターではなく、スーパーファミコンが正式名称です。
いかに、当時ファミコンが市民権を得ていたかが分かりますね。ゲーム屋は全て一緒くたにファミコンショップと呼ばれていましたし。
次世代機の足音が聞こえてきましたが、まだまだファミコンは元気で
この年は、まずドラクエの新しいシリーズ展開となる天空シリーズの一番手、
ドラゴンクエストIV 導かれし者たちがエニックスより発売されます。このIVも大変な人気で話題になり、当時ドラクエIVを発売日に買った兄弟が、兄が独占してなかなかやらせてくれないことに業を煮やした弟が、家に放火してしまったなどのニュースが有ったことを良く覚えています。ドラクエの天空シリーズはこの後、5と6はスーパーファミコンにプラットフォームを移しての発売となります。
そして、スクウェアからも
ファイナルファンタジーIIIがリリースされ、こちらもかなりの売上を出しました。この時点で、ドラクエとFFと言う2大JRPGのブランドが完全に出来上がったと言って間違いないでしょう。
発売から7年も経つと、任天堂以外のサードパーティーも開発がこなれてきた感じで
巨大なカセットが印象的で、その理由が拡張音源を積んだからという理由であるコナミの
魍魎戦記MADARA、ナムコの
デジタル・デビル物語 女神転生IIなどが、それぞれ自前の強力な音源で、ゲーム音楽的にも革命が起きたと思います。
以前紹介した、ティム・フォリンによる異次元のタイトル音楽が強烈な
ソルスティスもこの年の発売です。
90年は個人的に思い入れが深い作品が多いです。
魍魎戦記MADARA(コナミ)
田島昭宇による漫画原作をゲーム化した、コナミ初のRPG作品。
VRC6と言う、コナミが開発した専用音源にて、ファミコンとは思えない音楽が鳴りまくる。
作曲は矩形波倶楽部である。
原作を知らずにゲームをやったので、キャラ設定が色々と怖かったものだ。
個人的に後期フィールド曲のテーマが非常に思い入れが深い。
バグに近い裏ワザがあり、ラスボスですらほぼ無傷で倒せるゲーム。
デジタル・デビル物語 女神転生II(ナムコ)
これも以前紹介しているが、改めて紹介。
元々ファミコンで使える音源の他に、ナムコ自前のN106と言う音源を積んでいる。
そのため、MADARAと同じくソフトが大きい。
後に、SFCで1と2のリメイクをカップリングさせた旧約・女神転生が発売されるが、音源自体はSFCでだいぶ豪華になっているにも関わらず、こちらの原曲版を支持するファンも相当数居る。
ドラゴンクエストIV 導かれし者たち(エニックス)
ファミコン音源ドラクエの集大成。以前、エンディングの音楽を神曲コンテンツにも書いたことがある。
序章もこの頃から、前奏が本格的になり音楽も延々とループではなく、終わりが演奏されるようになった。
この音楽を聴くだけで鳥肌が立つ人も居るのでは?
章ごとのオムニバス形式の作品となっており、それぞれの主人公でフィールド音楽や一部ではバトル音楽も違ったりするというこだわりよう。
5章では先頭キャラを入れ替えると、それぞれのキャラの各章フィールド音楽で旅が出来る演出がゲーム音楽好きにとっては嬉しい配慮だった。
ファイナルファンタジーIII(スクウェア)
個人的にも非常に思い入れが深い、ファイナルファンタジーシリーズ3作目。
システム周りの快適さや、後のFF作品でも多く取り入れられるジョブシステム概念が、ドラクエ3とは一線を画し斬新であった。
ラストダンジョンの凶悪さは語り草で、当時の子供達にトラウマを量産した作品でもある。
なかなかリメイクがされず、DSで2006年にリメイクが出るまでは、他のシリーズと比べると不遇とでも言える扱いを受けていた作品。一説にはリメイクにあたってあまりにもプログラムが変態すぎたと言う話も…。プログラマーは知る人ぞ知るナーシャ・ジベリ。興味がある人は検索してみると面白いかも。
音楽は今でも個人的に大好きな曲が多く、たまにiPodなどでサントラ通して聴いている。
フィールド曲の悠久の風、古代人の村、禁断の地エウレカ、闇のクリスタルなどが非常にお気に入りである。
キャプテン翼II スーパーストライカー(テクモ)
これぞテクモ節!前作でスポーツゲームの新たなジャンルを切り開いたキャプテン翼の2作目。
敵ボール、自軍ボールキープ時で音楽が目まぐるしく変わるため、一周の音楽はかなり短めに作られているが、その分脳内再生余裕の中毒になるような曲が多数ある。
音楽をメインで作っているのは、かのメタルユーキこと斎藤幹雄。
サウンドテストモードが裏ワザであり、ゲームやらずに音楽ばかり聴いていた自分は一体…。
ドラえもん ギガゾンビの逆襲(エポック社)
白ドラと対をなすかのような、黄緑色のカセットがこのドラえもん。
出している会社自体が違うのでなんとも言えないが、ジャンルはRPGとなっている。
さりげなく良曲揃いのゲームで、固定ファンが居るようである。魔界や地底のフィールド音楽が個人的には好き。
ゲームとしてもなかなか面白かった記憶がある。
ちなみに、最初のドラえもんの依頼を3回続けて断ると、いきなりエンディング(?)に行くというとんでもない展開が用意されているゲームでもある。ドラクエだったら、はいを選ばなければ前に進めないのに(笑)
魍魎戦記 摩陀羅
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: キングレコード株式会社
- 発売日: 1991/03/05
- メディア: CD
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2013-07-23 21:55
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